10代女性からバレエのレッスンで足の親指が痛い…どうしたら良いですか?というWebからのご相談

私は現在中学生で、幼い頃からバレエを習っており、トゥシューズでのレッスンや舞台練習が多く、足に大きな負担がかかっています。ここ1ヶ月ほど、右足の親指の爪周りに異常が出ており、以下のような症状があります。
・最初は爪の端が皮膚に当たって少し痛む程度でした
・その後、赤み・腫れが出て、皮膚が盛り上がるようになりました(肉芽?)
・現在はないですか、前は膿が出ていました。
・爪の形も少し巻いてきているようで、奥に刺さる感じがします
・トゥシューズを履くととても痛いです。
親指にとても負担がかかっているのですが、レッスンを休むのが難しいため、できれば踊りながらでも悪化しない方法や、必要な処置があれば教えていただきたいです。
また、現在の症状は病院での処置(切開や抗生剤など)が必要な状態でしょうか?
自宅でできるケア(消毒・軟膏・テーピング・コットンパッキングなど)で様子を見ても大丈夫な状態でしょうか?
突然のご相談で恐縮ですが、写真と合わせて状態を見ていただけるとありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

右足親指の状態についてのご報告とアドバイス
ご連絡ありがとうございます。添付いただいたお写真を拝見いたしました。
右足親指の爪の両端が皮膚に軽く食い込んでおり、特に右側(写真でいう左側)に赤みと軽度の腫れが確認できます。現在、肉芽や膿は見られませんが、過去に炎症があったとのこと、また現在も痛みが続いていることから、軽度から中等度の巻き爪および炎症後の回復期と考えられます。
以下に現時点での所見と対応策をまとめます。
【現在の状態】
- 爪が軽く巻き込んできている
- 爪の右側に赤みと軽度の腫れがある
- 肉芽や膿は現時点では見られない
- 爪の切り方がやや深爪気味である
【今後の対応について】
可能であれば、なるべく早めに皮膚科またはフットケア専門外来を受診されることをお勧めします。特に以下の点が受診を勧める理由です。
- 過去に炎症を起こしており、再発しやすい状態であること
- トゥシューズによる圧迫で悪化する可能性が高いこと
- 状態によっては矯正処置(ワイヤー、プレートなど)が必要になる場合があること
【病院受診までに可能な自宅ケア】
- 爪の端に小さなコットンを詰める(コットンパッキング)
- 消毒後、皮膚と爪の間にやさしく詰めて食い込みを緩和
- 無理に押し込まず、痛みがある場合は中止してください。
- 市販の抗生物質入り軟膏の使用(例:テラマイシン軟膏)
- 赤みがある部分に薄く塗布し、清潔なガーゼで保護
- 通気性のあるテープで固定し、毎日交換してください。
- テーピングによる皮膚の牽引
- 爪の端の皮膚を外側に引っ張るように軽くテープで固定
- 就寝時やトゥシューズを履かない時間帯に実施するのが望ましいです。
【バレエとの両立について】
- 足先に圧が集中しないよう、インソールやジェルパッドを使用する
- 痛みが強い日はトゥの練習を一時的に減らすなど、練習内容の調整をご検討ください
- 巻き爪のケアでは、圧力の軽減と爪の正しい伸ばし方が最も重要です
【今後の予防について】
- 爪はまっすぐに切り、角を深く切りすぎないよう注意する
- 爪の長さは指先と同じかやや長めが理想的
- 日常的に風通しの良い靴やスリッパを使用する日を設ける
- 再発予防のため、定期的なフットケアを取り入れることを推奨します
【受診の際に適した診療科】
- 皮膚科(巻き爪治療を扱う医療機関)
- 足病外来、フットケア専門クリニック
症状が進行してしまうと、バレエの練習にも大きな影響を及ぼす可能性があります。今のうちに適切な対処を行うことで、踊りを続けながらの回復も可能です。
化膿炎症が治まればドクターネイル爪革命で痛みを出さないケアすることが可能です。
何かご不明な点や追加のご相談があれば、いつでもご連絡ください。今後の回復とご活躍を心よりお祈りしております。
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![]() 監修:石田麻美 | ・看護師 ・一社)日本フットケア足病医学会 賛助会員 ・一社)国際コメディカルアンドヘルスケア協会講師 ・シックネイルケアセラピスト® ・ドクターネイル爪革命 九州本店長 |